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ラオス ボラベン ティピカ ウォッシュ G1

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Laos Bolaven Typica Washed G1 【Roaster’s Note】 ハーブのようなニュアンスが感じられます。果実味は爽やかな柑橘系。浅煎りではほんの少しプラムを思わせるニュアンスが隠れているように感じます。中煎り、深煎りになるにつれてブラックティーのようなニュアンスが強まり、冷めてくると柑橘を思わせる酸の厚みが増し、ライムのような風味が感じられます。ラオスのボラベンは何度か仕入れていますが、飽きの来ないクラシックなウォッシュドという印象。味わい、価格ともにデイリーコーヒーにぴったりだと思います。 《浅煎り》ハーブやお茶を思わせる穏やかな香りに、ほのかに乾燥した紫蘇のようなニュアンス。爽やかな柑橘系の果実味が心地よく、冷めてくるとブラックティーのようなニュアンスが強まり、やさしい甘さが続きます。 《中煎り》程よい香ばしさとブラックティーのようなニュアンスが前に出てきます。シトリックな酸に、ほのかにミルクチョコレートを思わせる甘さ。 《深煎り》乾いたタバコを思わせるスモーキーなニュアンス。ブラウンシュガーや、ローストナッツ、ダークチョコレートのような香ばしさに、柑橘の皮を思わせるほろ苦さがあります。 生産国:ラオス 生産地:チャンパサック県 ボラベン高原 生産者:ボラベン高原の農家さんたち 精製:ウォッシュ 標高 :1,200〜1,400m 品種 :ティピカ 入港日:2025年6月 乾燥:天日乾燥 規格:G1 栽培・農薬の使用:栽培期間中、農薬、化学肥料不使用 【Importer’s Notes 】 東南アジアに位置する内陸国のラオス。メコン川沿いの平地では水田をつくる水稲(すいとう)栽培、山岳地域では焼畑を行う陸稲(おかぼ)栽培が行われ、自給的な農業が営まれてきました。 換金作物用として、北部の山岳地域では、トウモロコシやゴムノキの栽培が盛んになり、南部のボラベン高原では1980年代以降にコーヒー栽培が広がっていきました。 現在のラオスの国土の原形にもなった出来事が、メコン川東側地域のインドシナ連邦への編入です。これにより、失職したフランス人の植民地官吏が、ボラベン高原の中心部のパクソン地域に住みはじめ、ティピカ系のコーヒーの苗木を持ち込んだと言われています。 ラオス南部ボラベン高原は、ラオスの一大コーヒー生産地です。海抜1,200m前後の高原地帯で雨量も豊富で、さらに火山性の土壌を有し、コーヒー栽培にはうってつけの土地です。 伝統的に育てられてきたティピカ種。優れた香味をもつと言われていますが、収量が少なく病虫害(特にサビ病)に弱いという弱点があります。生産性を重要視する傾向が強いラオス南部の生産地では、病気への耐性があるカティモールへの切り替えも進んでいます。 しかし、国際相場に左右されない高品質のコーヒーをつくるためには、ティピカ種を残していくことも大切です。このコーヒーはティピカ種を守ろうと活動されているジャイコーヒー生産者協同組合から届けていただいたコーヒーです。 生産者の生活を支える取り組み ラオスのジャイ・コーヒー生産者協同組合(JCFC)では、コーヒーの栽培から精製加工までを組合員自身が一貫して管理しています。各農家が収穫したコーヒーチェリーをパーチメントまで加工し、乾燥棚も手作りで運営しているのが特徴です。 また、組合内では栽培技術に関する勉強会が定期的に開かれ、農家同士で知識や技術を共有しながら、品質向上に取り組んでいます。 こうした取り組みを長年にわたり支えているのが、JCFCと信頼関係を築いてきたATJ(オルター・トレード・ジャパン)さんです。このコーヒーもATJさんが輸入し、海ノ向こうコーヒーへ分けていただきました。ATJさんは、「買付け前払い制度」と「プレミアム制度」などを通じて、生産者さんの生活を支える基盤を整えてきました。 前払い制度は、収穫前の資金繰りをスムーズにすることで生産者さんの経済的負担を大きく軽減しています。一方、プレミアム制度はJCFC内で積み立てられ、組合全体の改善活動に活用されており、雨の多い収穫期などに備えて乾燥台の覆いなどの資材購入に充てられたほか、品質向上のためのティピカ種の苗木購入にも活用されました。 日本と同様に、ラオスのコーヒー生産地でもガソリン価格の高騰をはじめとした物価上昇といった課題は存在しますが、生産者さんの生活は20年前に比べて着実に改善傾向にあります。その一例として、プーマッコォ村のチャンパーさんは、トラックを新調したり、ご自身のお店を開いて自家焙煎コーヒーを販売したりと、新たな事業展開を進めています。 長年にわたる継続的で安定した取引は、生産地の暮らしや未来を少しずつ支える力になっています。この一杯を通して、その歩みもあわせて感じていただけたら嬉しく思います。

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